日本一書くキャリコン

キャリ魂太郎です。

これまで、延べ900人以上の受験生の指導を行ってきた中で、強く感じていることがあります。

それは

「受験生自身が『キャリアコンサルタント』についてよく知らない」

ということです。

どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

「キャリアコンサルタント」をよく知らない受験生が多数存在する理由

大前提として、国家資格キャリアコンサルタント試験を受験する受験生の殆どは、
「養成講座」を修了しています。私もそうでした。

しかしながら、養成講座では殆ど「キャリアコンサルタント」という職業、仕事についてしっかりと教えていないのです。

それには

・140時間では足りない。
・実技技法を教えることで手一杯。
・DVDなどの通信教材で教えているが、受験生の記憶に残るような構成になっていない。

等が考えられます。

その上、キャリアコンサルタントをあたかも
「心理カウンセラー」
のように教える養成講座もあります。
(常々お伝えしていますが、これは大きな誤りです)

キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティング、即ち

労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行う(職業能力開発促進法第2条第5項)。

専門家です。

にもかかわらず、「キャリアコンサルタント」という職業を、理解していない・誤解している受験生があまりにも多く、自らが目指す職業について知らない「職業の専門家」を輩出する「養成講座」という団体に対して、疑念を抱かざるを得ません。

パーソンズの理論から、キャリアコンサルタントを考える。

パーソンズは、「職業の理解」という著書において、賢明な職業選択は下記の3つのステップを踏むことによって行われると述べました。
それは、
1.自分自身、自己の適性、能力、興味、希望、資質、限界、その他の諸特性を明確に理解すること
2.様々な職業や仕事に関して、その仕事に求められる資質、成功の条件、有利な点と不利な点、報酬、就職の機会、将来性などについての知識を得ること
3.上記1と2の関係について、「合理的な推論」に基づいてマッチングすること

です。

では、キャリアコンサルタントをここに当てはめてみましょう。

「キャリアコンサルタントに求められる資質」とはなんでしょう?
「キャリアコンサルタントの成功の条件」とはなんですか?
「キャリアコンサルタントの有利な点と不利な点」はどうでしょう?
「キャリアコンサルタントの報酬」は?1時間の相談料はいくらですか?
「キャリアコンサルタントの就職の機会」はいつですか?
「キャリアコンサルタントの将来性」は今後どうなりますか?

キャリアコンサルタントを目指すのならば、当然これらについて、明確な答えを持たなければなりません。

その明確な答えに基づいた「キャリアコンサルタント像」が、あなたにあること。

それが、「キャリアコンサルタントという仕事の理解」がある状態です。

そして、その「キャリアコンサルタントという仕事の理解」に基づいて

「自分自身がキャリアコンサルタントに適性があるか」
「自分自身はキャリアコンサルタントとして能力があるか」
「キャリアコンサルタントの仕事に興味を持ち続けられるか」

を考える。

そして、「合理的な推論」を立て、
自分自身とキャリアコンサルタントがマッチするかどうかを考える。

これが、パーソンズの「特性・因子論」に基づいた「キャリアガイダンス」です。

これができて初めて、キャリアコンサルタントとしての第一歩が踏み出せたと言えるのです。